「医食同源」から読み解く!分かりやすい薬膳のお話

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皆さんは「医食同源」という言葉をご存知でしょうか?

病気を治療することも食べ物を食べることも、命を養い健康を維持するためには必要不可欠で、その源は同じだ、という考え方をあらわしたものです。これまでに一度くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

この言葉、中国から古くからある、薬膳――つまりは中医学の考えをもとにして造られたと言われています。 今回は、そんな奥深い薬膳について簡単にご紹介してみます。

写真は薬膳茶のブレンドをしている様子。今回は奥深い薬膳について、簡単にご紹介いたします。

知っておきたい薬膳の考え方

薬膳の考え方の中心となるものに、「食薬同源」、「本草学」、「食養生」というものがあります。いずれも薬膳を語るうえで大切な考え方です。それでは、ひとつひとつ見ていきましょう♪

「食薬同源」・・・食べることと治すことは同じ

中国では古くから、「食べ物には薬と同じように体を健康にする力がある」という考え方があり、食事はとても重要視されていました。そのことは、皇帝の食事を管理する「食医」と言われるお医者さんがいたことからも分かります。日々、口にするものが、その人の健康を左右する。体に良いものをバランスよく食べていれば、病気を防ぐことが出来る、という考え方です。今で言う、食事による予防医学とも言えるでしょう。

「本草学」・・・食材の性質を重要視する

漢の時代に編纂された漢方書「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」によると、穀類、果実類、肉類、野菜類をバランスよく組み合わせて食べると、健康を維持できると書いてあるそうです。また、明の時代に編纂された「本草綱目(ほんぞうこうもく)」には、それぞれの食材が持つ性質が網羅されています。当時の人々は、これらをもとにして、食材の性質や組み合わせを考えていたようです。今で言うハウツー本のようなものでしょうか。

「食養生」・・・食べる人に合わせた素材を選ぶ

いくら食材が良くても、食べる人の体に合わなければ栄養が吸収されず、逆効果です。薬膳では、その人の体質や体調をよく観察し、それらに合った食材を選びます。「その人の体の声を聞く」という考え方は、古くは「食養生」とも言われ、今の栄養学や西洋医学とはまた違った角度からアプローチする、薬膳の魅力ともいえる部分でしょう。

薬膳で使われる食材について

薬膳でよく使われる食材に、「中薬(ちゅうやく)」と言われるものがあります。日本で言うところの「生薬」にあたるものです。それらのうち、代表的なものをいくつかご紹介しておきます。

海松子(かいしょうし)・・・松の実
咳止め、便秘の改善、肌が潤う、アンチエイジング、記憶力アップ

松の実には、 咳止め、便秘の改善、肌が潤う、アンチエイジング、記憶力アップなどの効果があると言われています。

山査子(さんざし)・・・サンザシの実
胃腸を整える、血圧を下げる、アンチエイジング、抗ガン作用
※妊産婦は食べすぎに注意

サンザシの実は、胃腸を整える、血圧を下げる、アンチエイジング、抗ガン作用などの効果があると言われています。

大棗(たいそう)・・・ナツメの実
滋養強壮、アンチエイジング、精神安定、美容に良い、抗アレルギー、抗ガン作用

ナツメの実には、滋養強壮、アンチエイジング、精神安定、美容に良い、抗アレルギー、抗ガン作用などの効果があると言われています。

ここでご紹介できるのは、ごくごく一部です・・・!食材によって、性質や効能などがとても細かく分類されています。驚くべきことに、効き目があるけど毒もある、といったものもいくつかあります。そのような食材を取り入れたい時には、必ず専門知識を持った方にアドバイスをもらってくださいね。

シーピースのオリジナルブレンド茶で薬膳にトライ!

薬膳について、色々とご紹介してきましたが、「なんか難しそう・・・」と思ってしまった方・・・大丈夫です!
そんな、薬膳の世界を簡単に体験できるものがシーピースにもあるのです(^▽^)
それが、シーピースオリジナルの健康ブレンド茶。

こちらのお茶は、大阪府茨木市にある薬膳カフェ「巡りごはん いろは」のオーナーで、薬膳インストラクターでもある鍋谷氏と共同開発したもの。お湯を注ぐだけで、手軽に薬膳を楽しむことが出来ちゃいます。薬膳のプロである鍋谷氏が厳選した、安全で安心な素材の薬膳茶です。

薬膳茶のブレンドには素材の組み合わせや効能についての専門知識が必要です。

フレーバーは以下の4種類。以前の記事でもご紹介しましたが、再掲しておきます☆彡

オリジナルブレンド薬膳茶のフレーバーは4つ

・ドリーミング(カモミールベース)~ここちよい眠り~
甘さのある、クセの少ない飲みやすいお茶です。アイスで飲む際には、はちみつやレモンを入れると飲みやすくなりますよ。疲れを感じた日、緊張が続いた日、また、体の張りが気になる時、一日の終わりにお飲みいただくのがおすすめです。
原材料:ほうじ茶(日本)、カモミール、なつめ、パッションフラワー

・バイタリティ(よもぎベース)~女子力UP~
口の中いっぱいに香りが広がるお茶なので、ホットでじっくり味わうのがおすすめ。身体・お腹がスッキリしない、むくみが気になる時に。また、冷えを感じる夜に飲んでいただくのも◎
原材料:ほうじ茶(日本)、よもぎ、なつめ、アンジェリカ、紅花

・リセット(ジャスミンベース)~気持ちの切り替え~
癒しの香りの代表のジャスミン。香りを楽しみたいなら、ホットで、スッキリしたい時にはアイスで飲むのがおすすめです。心身ともにだるさを感じる時、スッキリしない時、二日酔いや口臭・体臭が気になる時にも。
原材料:ジャスミン(中国)、菊花、マイマイカ、紅花

・プリティ(月桃ベース)~つるるん美肌~
優しくほのかに甘みを感じる口当たりでホットでもアイスでも美味しく飲んでいただけるお茶です。生活の乱れや体の不調、女性の毎月のイライラ期が気になる時に。ノンカフェイン
原材料:月桃(日本)、ルイボス、マイマイカ、アンジェリカ

あらかじめブレンドされているティーパックなら難しそうな薬膳も手軽に楽しめます。

こうやって材料を見てみると、上でご紹介した、身体に良いとされている食材もいくつか使われていることが分かります・・・さすが!(※上でご紹介していない他の材料にも様々な効能はあります)

中国数千年の歴史が凝縮された(!?)ティーバッグの薬膳茶で、ぜひ「医食同源」を体感してみてくださいね。

>>オリジナル健康ブレンド茶(薬膳茶)お試しセットはこちら<<

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