お風呂上りにふと自分の後ろ姿を鏡で見ると・・・なんだかお尻にブツブツが!
「いや~~!」と思いながら、とりあえず手持ちの薬を塗ってみるものの、なかなか治らず・・・なんてことはありませんか?
お恥ずかしながら、私はあります!
よく考えてみると、それらのブツブツが何かも知らずに薬を塗っている時点で、治るのか怪しいのですが(ダメな例)、このブツブツの正体は何でしょう?
というか、お尻のブツブツって、なんでできてしまうの?(>_<)
今回は、そんなお尻のブツブツについて調べてみました。
お尻にブツブツができる理由は摩擦と刺激と蒸れ
お尻にブツブツができる理由はいくつかありますが、大きな原因になっているのが摩擦、刺激、蒸れだと言われています。
たとえば、下着や洋服・ストッキングなどによる摩擦、仕事などで座りっぱなしの姿勢による摩擦、寝る時の仰向けの姿勢による床とお尻との摩擦など、私たちのお尻は、毎日の中で数えきれないほどの摩擦にさらされています。
そこに、石けんやボディーソープ、汗などによる刺激、夏の暑さや下着と服を重ね着していることで起こる蒸れなどが加わり、お尻の皮膚が耐えきれなくなってブツブツができてしまうのです。
お尻にブツブツができる理由 ・下着や洋服による摩擦 ・石けんや汗などの刺激 ・重ね着や暑さなどによる蒸れ
お尻のブツブツには種類がある
お尻にブツブツができる原因は上でご説明したとおりですが、お尻のブツブツにも、実は色々な種類があります。
見た目はどれも同じような「赤いぽつぽつ」だったり、「黒いザラザラ」だったりしますが、種類によって治す方法も違ってきます。自分のお尻のブツブツがどの種類なのか、確認してみると良いでしょう。
あせも
汗をかく場所にできる、赤くてかゆ~いブツブツ・・・それはあせも!
あせもは、皮膚の奥の汗腺で作られて汗管(かんかん)を通って体表に出てきますが、大量に汗をかいた時などは汗管から皮膚の中に滲み出してきます。それによって周りの組織が炎症を起こしたり、水ぶくれができてしまったりするのです。
あせもの上に汗をかくとヒリヒリして痛いし、良いことはありませんよね・・・(>_<)
早く治って~と祈るばかりです。
ニキビ
毛穴の中に皮脂が詰まってしまう状態がニキビです。
アクネ菌という菌が増殖すると、毛穴が炎症を起こして赤ニキビになったり、毛穴に膿が溜まって黄ニキビになったりします。
お尻は元々、下着や洋服が何枚も重なっているので通気性が悪く、蒸れやすい場所。だから菌も繁殖しやすく、一度できてしまうとなかなか治りにくいのです。
その他
お尻のブツブツはあせもやニキビだけではありません。
おできもその一つです。
ニキビとよく似ていますが、ニキビの原因がアクネ菌なのに対し、おできの炎症を起こす菌は黄色ブドウ球菌です。たくさんできるというよりも、ある日突然、お尻にできて(本当はできるまでに前段階があるはずですが)、座る時にイタ~イ!となるやつですね。
腫れている部分は熱を持ってジンジンと痛み、ニキビよりも治るのに時間がかかります。
また、お尻の毛穴が薄茶色にブツブツ・ザラザラとしているのは、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という、毛穴の中に角質が詰まる角質異常による可能性が高いです。
こちらは、ホルモンやビタミンの代謝異常の他、外部刺激によって発症することがあります。
かゆみなどはありませんが、お尻だけでなく、二の腕や太ももにでき、長らく悩んでいる人も多いようです。
お尻のブツブツには色々な種類がある ・あせも ・ニキビ ・おでき ・その他の皮膚の病気(毛孔性苔癬など)
お尻のブツブツの治し方
肝心なお尻のブツブツの治し方ですが、まず前提として、お尻のブツブツがどんな種類であっても、お尻を清潔に保って風通しを良くしてあげることが大切です。
お尻の皮膚は、座った時の圧迫に加え、下着との摩擦や汗による蒸れなどで、想像以上に過酷な状況に置かれています。できることなら、全ての刺激を取り除いてあげるのが一番ですが、それが難しければ、下着だけでもお肌に優しく、刺激の少ないものに変えてみることをおすすめします。
その上で、ブツブツの種類に合った薬を塗り、ケアをしてあげましょう。
ブツブツの種類が分からなければ、皮膚科で診てもらった方が確実です。おできなど、ひどく化膿している場合は、飲み薬を処方されることもありますが、大体は塗り薬が中心です。
皮膚のターンオーバーはおよそ1カ月ですから、なかなか治らないなと諦めず、根気強く続けることがピカピカお尻への近道。お風呂上りには、お尻チェック&ケアするなど、毎日のルーティンワークにしてしまいましょう!
お尻のブツブツを治すには ・お尻を清潔に保ち、通気性をよくする ・なるべく刺激を与えない ・ブツブツの原因に合った薬を塗る ・お肌に優しい素材の下着を身に着ける
普段、わざわざ見ることもみせることもない(?)お尻ですが、出来る事ならスベスベ桃尻でいたいもの。
毎日お手入れする顔と違って、お手入れの回数も少ないかもしれませんが、その分、きちんとお手入れすればみるみる変わってくる部分でもあります。
今回の記事を参考に、ぜひともブツブツ撃退&ピカピカお尻をGET!してくださいね☆彡