薬膳連載:第二弾!気軽に始める薬膳!季節の薬膳茶を紹介☆

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こんにちは、MAKIです♪

秋を感じることが増えてきたこの頃。皆さまいかがお過ごしですか?

昨日は秋の月夜。お団子は食べられましたか?

我が家はというと・・・

台風の影響などもあり、なかなか通常運営に戻らなかった生活が少しずつ落ち着きを取り戻し始めたかな、と思った矢先、息子の発熱。

からの主人の発熱。

そしてやっぱりもらいますよね、私の発熱。

家族で油断しすぎていました~( ;∀;)

そのうえ連休も多く、生活リズムが整わないと、いろいろといまくいきませんね”(-“”-)”

夏休みって、終わったっけ??(笑)

と、そんなこんなでお月見、すっっっかり忘れてしまっていました!(涙)

さてさて、我が家の話はここまでにして、前回お話させて頂きました「薬膳」について、もう少し掘り下げていきたいな~と思い、関連情報を何回かに分けてお届けいたします★

本日は、「薬膳茶」について★

手軽にはじめる薬膳のススメ

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「薬膳を気軽に楽しみたいけど、よくわからない…」

そんな方におすすめしたいのが薬膳茶

最近では簡単に手に入りやすくなっており、気軽に楽しめるものとなっています。

そこでこの記事では、季節に合わせた薬膳茶についてご紹介していきたいと思います♪

季節に合わせた薬膳茶
  • 1.春の薬膳茶
  • 2.梅雨の薬膳茶
  • 3.夏の薬膳茶
  • 4.秋の薬膳茶
  • 5.冬の薬膳茶

1.春の薬膳茶

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積もった雪が次第に溶け始め、ポカポカな陽気になる春。とは言いつつも、まだ肌寒さを感じる季節でもありますよね。

五臓六腑でいえば、肝臓や胆のうが当てはまります。

(詳しくは過去記事をご覧ください

https://sheepeace.com/hp/%E6%9C%80%E8%BF%91%E8%A9%B1%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%96%AC%E8%86%B3%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E8%96%AC%E8%86%B3%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%80%82%E8%BA%AB )

春に合う薬膳茶には、以下のものがあります。

ジャスミン茶

ジャスミン茶といえば、中国や台湾をイメージされる方が多いと思います。日本では、ジャスミン茶で馴染み深いのは沖縄県のさんぴん茶。旅行中に飲まれる方も多いのではないでしょうか。

ジャスミン茶は「マツリカ」というお花と緑茶を混ぜて作ったもので、上品な香りがして個人的には好きなお茶の1つです。ここ数年でコンビニにも置かれるようになったくらい、全国的にも定番アイテムのひとつになりつつありますね。

ビタミンC、E、ミネラルが豊富で、ダイエットや美容、整腸作用等まで期待できます。実は口臭や体臭の予防にもなると言われているので、気になる方は一度試してみてくださいね♪

玄米大棗茶

日本人に馴染み深い玄米と、砂糖の変わりになる甘い味わいの棗を一緒にしたお茶が「玄米大棗茶」。

玄米大棗茶の棗にはマグネシウムやカリウム、鉄分が豊富に含まれており、玄米にはビタミンBやビタミンE、カルシウムが豊富に含まれています。

若い女性は鉄分が欠乏しやすく、ご高齢の方はカルシウムが欠乏しやすい傾向にあるので、専門家に聞いた際にこういったものを勧められたら是非飲んでみてくださいね。

POINT

【ジャスミン茶】ダイエット・美容、整腸作用、口臭、体臭の予防

【玄米大棗茶】鉄分、カルシウムを補うのにおすすめ

2.梅雨の薬膳茶

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ポカポカな陽気が過ぎ去ったら、湿った空気が流れ込み、梅雨がはじまります。

この梅雨の時期は五臓六腑でいえば、脾臓や胃が当てはまります。

梅雨に合う薬膳茶ご紹介していきます。

烏龍茶

ウーロン茶は非常にメジャーな飲み物で日本人なら知らない人はいないのではないでしょうか?それほど「お茶」といえば連想しやすい飲み物ですよね。

このウーロン茶は半発酵茶で「平性」という性質を持っています。

平性」とは、東洋医学で涼・寒性、温・熱性のいずれでもないものとされ、穏やかな性質を持ち、滋養強壮に効果あるもののことを言います。元気をつけるのに良いお茶ですね。

とうもろこし茶

夏といえばとうもろこし。韓国などではコーン茶として親しまれています。

ホットでもアイスでも美味しく、甘みを感じるお茶であり、カフェインが入っていないので、お子さまにも飲みやすくてオススメです♪

コーン茶には鉄分がとても豊富に含まれており、カリウム、ミネラル、食物繊維にビタミン…と、栄養がたくさん!お水代わりにゴクゴク飲みたいですね♪

POINT

【烏龍茶】元気をつけるのに良いお茶

【とうもろこし茶】カリウム、ミネラル、食物繊維、ビタミンなど栄養が豊富

3.夏の薬膳茶

太陽の日差しが最も強くでる夏。体内にも熱がこもりやすい時期ですよね。

この夏の時期は五臓六腑でいえば、心臓や小腸が当てはまります。

夏に合う薬膳茶はコチラ。

緑茶

日頃から飲んでいる緑茶も薬膳茶の一種なんです。意外でしたか?とっても身近に感じられますね。

中国で最も飲まれているのは緑茶と言われており、ご存じの方も多いかと思いますが、緑茶にはカテキンが豊富に含まれています。

カテキンには強い殺菌効果があり、インフルエンザ菌やサルモネラ菌など、多くの菌をやっつけてくれます!また、脂肪燃焼の助けとなりダイエットになる、豊富なビタミン群で美肌になる等、近年は美容への効果も期待されています!

二麦茶

大麦と小麦の2つの麦を利用して飲むお茶。

夏によく飲む「麦茶」は大麦のみを使用しており、この二条麦とは材料が異なります。

POINT

【緑茶】強い殺菌効果のカテキンを含む。脂肪燃焼、美容への効果も

4.秋の薬膳茶

お盆を過ぎたあたりから、夏の暑さがやわらぎ、秋の香りがしてきます。過ごしやすい気候に変わってくるなかで、お茶も秋の涼しさに合うお茶を選んでいきたいですね。

秋は五臓六腑でいえば、肺と大腸が当てはまります。

以下は、秋に合う薬膳茶。

いちじく茶

いちじくの旬は5月~11月頃。

秋は旬の時期なので栄養価が豊富ですが、このいちじく茶はそのまま使用せずにいちじくを炒って粉状にしてから使用します。

いちじくにはペクチンやカリウム、カルシム、鉄分が豊富に含まれています。

鉄観音茶

このお茶はウーロン茶の仲間で、個性的ですがフルーティーな風味を持つお茶で、女性によく好まれます。

このお茶は、烏龍茶ポリフェノールの含有量が多く脂肪排泄作用があり、 抗酸化作用で老化の進行を抑えてくれるんです。

POINT

【いちじく茶】ペクチン、カリウム、カルシム、鉄分が豊富

【鉄観音茶】脂肪排泄作用、抗酸化作用で老化の進化を抑える効果

5.冬の薬膳茶

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秋のような過ごしやすい空気からひやっと寒さを感じさせる冬。暖かい上着を着ても本格的に寒いと身震いをすることがありますよね。

この冬の時期は五臓六腑でいえば、腎臓や膀胱が当てはまります。

冬に合う薬膳茶を紹介していきますね。

プーアル茶

脂肪吸収を抑える働きがあるため、ダイエット効果が期待できる、と女性に注目を浴びているプーアル茶。

ダイエットだけでなく、生活習慣病の予防、むくみや冷えの予防解消、アンチエイジング効果等、様々な効果が期待できる、強い味方のお茶なんです!

発酵により、茶葉は黒といった暗い色に近いです。抽出されたお茶の色は褐黄色になります。

生姜くるみ茶

薬膳でよく用いられる生姜。この生姜と人の脳みそのような形をしているクルミを合わせた飲み物。

生姜の皮があるとないとでは性質が異なると言われています。

生姜の皮には、食物繊維やポリフェノールなど実はとっても豊富な栄養が含まれています

そして有名な「シンゲオール(ショウガオール)」。体を温めてくれる成分は、実は皮に多く含まれているんです。香りが最も強いのも皮と実の間。お茶として飲むときには、ぜひ皮ごと使用しているものを選びたいですね。

POINT

【プーアル茶】脂肪吸収を抑える働きがある

【生姜くるみ茶】食物繊維やポリフェノールが豊富

まとめ

これまで五季にあったお茶についてご紹介させていただきました。

季節によって空気の乾燥具合や気温が異なってくるので、その時々に合わせた飲み物を摂っていきたいですね!

また季節だけでなく人それぞれの体質があります。夏の暑さのなか「寒い」と感じる人と「暑い」と感じる人。自身の体質と相談することも大切です。

自分自身に何が合うのか、細かい内容については漢方などの専門家に相談してみてくださいね。薬局や漢方薬局にいる薬剤師、東洋医学に精通している医師などが専門家になります。

自信の体質を知り、季節のものを最もおいしい時期、つまり旬の間に摂っていきたいですね♪

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