漢方の基本のキ。日本の漢方について知る。鍼灸や薬膳も実は漢方のひとつだった!?

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こんにちは、MAKIです♪

「薬膳」について、2回にわたり紹介させていただきました。およみいただけましたでしょうか?

体調を崩しやすい季節の変わり目、ぜひお試しいただきたい健康法です♪

よければ併せてお読みください♪

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(注)当ブログは専門サイトではなく、一般的な知識をまとめてあるものです。専門性を求められる方は専門サイトをご覧ください。

漢方

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さて、本日は「漢方」についてお話しようかと思っております。

薬膳について調べていると、漢方についての記載も多く見受けられたからです。

薬膳と同じように「漢方ってよく聞くけど、よくわからない」という疑問をお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか?

私のイメージでは、漢方は身体には良いけれど、臭いや味が強く飲みにくい、毎日飲み続けなければならない、効果を実感できるのか…などなど、割とマイナス面が先にきてしまっていました。

でも、そもそも「漢方」って普段病院や薬局で手にする「医薬品」とどう違うのでしょう?

未病を治すのが漢方

一番の違いはコレ。

漢方は「未病を治す」という考え方で使用するもの。

※未病とは病気が発症するまでには至らない、軽い症状の状態のことです。

病気になってからでは遅い、ということも時にはあります。「未病」の状態から健康管理のために使用する漢方には、漢方薬、鍼灸、養生(ようじょう)、推拿(すいな)、気功などがあります。

耳にすること多いですね。

日本独自の漢方?

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少し歴史の話になりますが…

漢方の起源は中国で、紀元前1300年の中国の医学と言われており、非常に長い歴史をもっています。

しかし、今日本で広がっている「漢方」は日本独自で発展していったものなんです。

どういうことでしょう?

今の日本では西洋医学の「蘭方(らんぽう)」が主流となっており、この蘭方が伝来するまでの、東洋医学が盛んだった時代の、日本の医学のことを「漢方」と呼ぶんです。

中国の漢方を参考にしながらの、また別の医学が日本で発展した、ということですね。

ではその「漢方」の中身をみていきましょう。

漢方薬

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「漢方薬」とは、医学書に基づく医薬品

原則2種類以上の生薬を組み合わせて作っているものが漢方薬です。

生薬(しょうやく・きぐすり)」とは、自然界にある植物や動物、鉱物など、歴史上、効き目のある部分を長期保存・運びやすいように加工(乾燥など)されているものです。

自然界に存在している生薬を2種類以上合わせている漢方薬は医薬品です。医薬品である漢方薬は医師や薬剤師の指示に従って利用してください。

有名なものに、葛根湯(かっこんとう)があります。

聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

この葛根湯も、実は漢方薬なんです。

葛根湯は以下のような生薬(原材料)で構成されています。

・葛根(かっこん)

・麻黄(まおう)

・生姜(しょうが、しょうきょう)

・大棗(たいそう)

・桂皮(けいひ)

・芍薬(しゃくやく)

・甘草(かんぞう)

葛根湯は鼻かぜ、頭痛、肩こりなどに効果があるといわれており、風邪のひき始めに「風邪の悪化予防」として飲まれる方が多いです。「未病」の段階で飲むわけですね。

葛根湯のように、漢方薬はいろんな病気に効くといわれています。

生薬

漢方薬で葛根湯を例に出しましたが、その原材料(生薬)には、聞いたことがある、また馴染みのあるものありませんでしたか?

例えば「生姜」は私たちにとって、馴染み深い食材ですよね。

漢方薬には、生姜のように自然界でとれたものを原材料として扱うのですが、それは植物だけではありません。ほかにも以下のようなものがあります。

・赤石脂(しゃくせきし):酸化鉄を含む陶土

・紫石英(しせきえい):鉱物

・蛇退皮(じゃたいし):蛇の抜け殻

・蝉退(せんたい):セミの抜け殻

見てみると顔が引きつってしまうものもありますが、それぞれの効能を活かし、うまく活用しているのが漢方なのです。

鍼灸

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「ぎっくり腰になったから鍼をしに行く」

「あついけど、灸が効く」

といった経験をお持ちの方、周りにもいらっしゃいませんか?

私はつい最近までお腹の子が逆子だったため、逆子治療としてお灸をしていました。(病院からの指導を受けています)

この鍼灸も、実は「漢方」の一種なんです

西洋医学で、肩こりは「病気のサイン」とされますが、東洋医学である漢方は、この鍼灸で肩こりを緩和できるとしています。

養生(薬膳を含む)

養生には以下のものがあります。

①食事(薬膳:治未病(ちみびょう)、健康増進、病気治療の補助が目的としている食事)

②休養

③生活リズムを整える

④ストレス管理

⑤運動

上記のものを見てみると、予防に値するものが多いですね。

健康を維持するための方法が養生」と認識していただければと思います。

食事(薬膳)

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「薬膳アドバイザー」など、資格にもなっているほど需要のある薬膳(食事)。

近年、食事による病気予防が盛んあなのはご存知ですか?

食事が体をつくる」「今日食べたもので明日の自分が作られる」と言いますよね。

これまでもたくさんの記事を書いてきましたが、やはり健康・美容の基本は食事です。

男性でも女性でも、美しくあるためには身体の中からリセットすることが大切ですね。

結婚すると「パートナーのために」、妊娠すると「お腹の赤ちゃんのために」、子どもが産まれると「子どものために」と、「誰かのため」には不思議と意識していけるものですが、自分のためとなるとこれがまた難しいんですよね。

ですが、自分も周りも幸せであるために、食事に気を付け、健康な毎日を過ごしたいですよね。

ぜひ一度、ご自身の食事を見直してみてくださいね。

休養

心身をやすめて体力を養うことをいいます。

現代人は活動的な方が多く、休養を忘れがち。気づいたときに積極的に休養をとってください。

生活のリズムを整える

古来より私たちは太陽と月とともに暮らしています。朝起きて、夜に寝る。

しかし、現在は「便利」になりすぎたことから生活リズムが崩れている人も多くいます。

朝起きて朝日をしっかりと浴びて食事をとるなど、生活リズムを整えることも大切です。

朝、きちんと起きるスイッチを入れると、自然と夜は休むスイッチに切り替わります。

朝の過ごし方を改善するだけでも、きっと1日が変わるはずです。

ストレス管理

ストレスは、日々の生活の至る所で、自分が気付かないうちにも心身に発生しています。

ストレスも病気になる原因の1つ。

ストレスが生じないようにあらかじめ対応すること、生じてしまった場合の対処方法をみつけてなるべく溜めないことが大切です。

運動

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身体を動かすことは、病気の予防にはもちろん、ストレスの軽減にも繋がります。

また、カロリーを消費することで食事がおいしくなり、身体が疲れを感じることで睡眠の質もあがります。

すべてが連動し、人がうまく動ける仕組みをつくってくれるんです。

隙間時間に少し体操をするだけでもスッキリすることもあります。

朝の伸びで、身体に目覚めを伝えることもできます。ちょっと気が向いたときで構いません。

身体を動かす喜びを覚えると、毎日が少し、楽しくなるかもしれませんよ♪

まとめ

この記事では漢方の基本について紹介させていただきました。

漢方はの目的は「未病を治す」こと。

また、漢方は「漢方薬」「鍼灸」「養生」などから構成されています。

病気になる前に体を整えていくことが大切です。

それは日々の積み重ね。簡単なところからはじめてみませんか?

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