「ふんどし」の語源と由来は?ことわざはあるの?知って納得ふんどし豆知識

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こんばんは、MIYAです。
突然ですが、「ふんどし」という言葉、皆さんはどう思います?
シーピースはふんどしパンツのショップなので、毎日のように「ふんどし」という言葉を耳にし、口にしているわけですが・・・「ふんどし」という響き、よく考えてみると不思議じゃありませんか?

「ふんどし」という不思議な言葉の響き、気になりませんか?今回はそんなふんどしの語源などについて調べてみました。

今回は、そんな「ふんどし」という言葉のギモンについて、またしても紐解いていこうと思います!

諸説ありすぎて実は分からない!?「ふんどし」の語源・由来

そもそも、「ふんどし」という言葉は、何を語源としているのでしょうか?
気になったので、少し調べてみました。漢字と読み方について、それぞれご紹介しておきます。

「ふんどし」の語源と由来について

ふんどしは漢字で「褌」と書きますが、「衣」偏に「軍」と書くことからも分かるように、戦闘服に由来するものだと言われています。「ふんどし」という呼び方は、「踏通(ふみとおし)」という言葉や、馬や犬を繋ぎ止めるための綱、「踏絆(ふもだし)」が転じたとする説や、馬などを縄で繋ぎ止める「絆(ほだす)」という言葉に由来する説、「糞通し」という言葉に由来する説など諸説ありますが、いずれも定かではありません。

ふんどしという言葉の語源・由来、いつごろから使われ始めたのかは、実は定かではありません。

「ふんどし」という名前が使われるようになったのはいつ頃?

また、ふんどし(のようなもの)は日本でもかなり古くから使われていたことが分かっていますが、「ふんどし」という名前が使われるようになった時代は江戸時代末期とされています。

よく浮世絵などで、着物の裾をまくり上げた構図で、チラリと見える白いもの・・・あれは紛れもなくふんどしでしょう。しかし、文献などによる確かな証拠が残っているわけではないので、当時「ふんどし」という言葉が使われていたのかどうかは、実のところ、これもまた定かではないのです。

長い間、我々日本人に寄り添い続けてきたふんどしですが、語源も使われ出した時期も分からないとは意外ですね。

ちなみに、日本のふんどしの歴史については、知って納得!ふんどしの歴史 に、 1400年分くらいをまとめてご紹介していますので、ぜひ参照してみてください♪

「ふんどし」の語源・由来

「褌」という文字は戦闘服に由来するものだった。
「ふんどし」という呼び方の由来は諸説あり定かではない。
「ふんどし」という名前が使われるようになった時期は江戸時代末期と言われるが、これも定かではない。

「ふんどし」が身近な存在だったから生まれたことわざたち

今でこそ、お祭りやイベントなどでたまに目にすることがある程度のふんどしですが、江戸時代から昭和初期頃までは、ふんどしは庶民が日常的に身に着ける身近な存在でした。そのため、「ふんどし」という言葉を使ったことわざもいくつか生まれています。

あなたはいくつ 知っている?ふんどしを使ったことわざ

ここでは、「ふんどし」「褌」という言葉を使ったことわざをいくつかご紹介してみます。あなたはいくつ知っていますか?(*´ω`)

今の時代においてふんどしは、お祭りや相撲など、限られた場合で使われることが多くなっています。

人のふんどしで相撲を取る

意味:他人の物や手柄を利用したり、真似たり便乗して、自分が利益を得ようとすることのたとえ。

相撲は自分のふんどしがないとできませんが、自分のふんどしではなく、他人(自分より格上の力士など)のふんどしを借りて、ちゃっかりと目的を遂げようとする様子を皮肉って生まれたことわざ。いつの時代にも、そういう人はいるということですね。

緊褌一番(きんこんいちばん)

意味:気持ちを引き締め、覚悟を決めて物事に向かうこと。

「緊褌」とは、ふんどしをギュッと引き締めること、または締め直すこと。「一番」は重要な場面のこと。「ここ一番」という言葉は今でも使いますよね。ニュアンスとしては、困難が予想される場面、大勝負に打って出る前の心構え、といったところでしょう。当時の人は、ここぞ!という時には実際にふんどしを締め直していたのでしょうね。

当て事と越中褌は向こうから外れる

意味:あてにしていたことは、相手の都合などで叶わないことが多い、ということのたとえ。

「当て事」とは、自分が当てにしていた(期待していたことや頼みにしていた)こと。そして「向こう」とは、体の前面や相手のこと。・・・ちょっと意味が分かりにくいかもしれませんが、直訳(?)すると、「自分が当てにしていたことと、越中ふんどしは、いずれも向こう(ここでは、体の前側と相手との二つの意味)から外れるものだ。」ということ。越中ふんどしの着用方法が前側(向こう)から、ということと相手方を表す「向こう」をかけているのですね。なかなか回りくどい言い方ですが、ふんどしを日常的に使う時代の人々にとっては、しっくりくる表現だったのかもしれませんね。

ちなみに、越中ふんどしとは、私達が「ふんどし」としてイメージする、前側にヒラヒラした布が来るタイプのふんどしです。

↓越中ふんどしの形と着用の仕方↓

一般的な越中ふんどしの形と着用方法です。

シーピースの越中ふんどし[貴族のふんどし]について詳しくはこちら

言葉やシチュエーションは微妙に違いますが、その意味を見てみると、言っていることは現代の我々の感覚とほとんど変わりませんね。何となくホッとします。

ふんどしを使ったことわざ

「人のふんどしで相撲を取る
緊褌一番(きんこんいちばん)
当て事と越中褌は向こうから外れる

今回は、言葉としてのふんどしについて、色々とまとめてみました。

今の世の中に順応したふんどしショーツを愛用する身としては、ふんどしの語源やことわざは、ぜひふまえておきたいところです・・・!皆さんも、頭の片隅に置いておいていただければ、何かの時に役に立つかも?

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