
新型コロナウイルスの影響で、マスクやアルコール消毒液、トイレットペーパーなど、特定のものが売り場から消えてしまうという騒ぎまで起こっている今日この頃。
幸い、トイレットペーパーに関してはメーカー元に在庫があるとのことですが、このような生活必需品が手に入らなくなってしまったら・・・本当に困ってしまいますよね。サニタリーつながりで言うならば、女性の生理用ナプキンも同様です。もしもの時に備えて、今回は、災害などの非常時にも役立つ、即席生理用ナプキンの作り方をご紹介いたします。

生理用ナプキンは女性にとって必需品
使うのが女性だけということもあってか、これまでの被災時の救援物資の話題でもあまり取り上げられることがなかった「生理用ナプキン」。でも、女性にとっては絶対必要なものですよね。ここ数年の度重なる台風や地震による災害の中、救援物資としての生理用ナプキンの大切さを呼びかけるSNS投稿が話題になり、やっとその必要性について議論されるようになりましたが、まだまだ課題があるように思います。
もし、被災した時に生理になってしまったら・・・「生理用ナプキンがない」のひとことでは済まされませんし、経血が付いた衣服をそのままにしているのも衛生上良くありません。
ここでは、比較的手に入りやすい日用品で即席の生理用ナプキンを作る方法を、いくつかご紹介いたします。
ティッシュや紙で作る

トイレットペーパーや、ティッシュペーパーがあれば、即席ナプキンを作ることができます。
おそらく一番簡単な方法は、トイレットペーパーをナプキンほどの長さにグルグルと巻き取ってあてがう方法です。トイレに流せるのは良い点ですが、経血で濡れると破れてボロボロしてくるので、こまめに交換するようにしましょう。ティッシュペーパーの場合は適当な枚数を重ねて、二つ折りか三つ折り程度に折りたたんで使用します。化粧用のコットンパフや脱脂綿などがあれば、中に挟むと吸収力が増します。
ミニタオルやハンカチで作る
ミニタオルやハンカチは、即席ナプキンを作るのにちょうど良い大きさです。まず、ハンカチを広げて置き、その対角線上(右上の角から左下の角)に長方形に折りたたんだミニタオルを置きます。ハンカチの左上の角と右下の角から布を持ってきてそれを包むように折ります。ガムテープなどがあれば、重なった布が広がらないように留めて使います。
もしくは、同じ材料で、ハンカチを筒状になるように折りたたみ、布が重なっている部分をガムテープなどで留めます。その筒の中に長方形に折ったミニタオルを入れて使います。ずれやすい時は、ガムテープでショーツに留めます。

その他の布で作る
ティッシュやミニタオルなどがない場合は、衣類などの布でも即席ナプキンは作れます。捨てても良いけれど、洗濯されているきれいな衣類を使いましょう。胴体の部分を正方形(もしくは長方形)に切り出して、ナプキンの大きさに折りたたんで使用したり、袖の部分をナプキンの長さくらいに切り落とし、中に布などを詰めて使ったりできます。

即席ナプキンの作り方
・ティッシュや紙を折りたたんで作る
・ミニタオルやハンカチを重ねて作る
・いらなくなった清潔な衣類を切って作る
ショーツにも一工夫
自宅であれば洗濯もできますが、災害時の避難所では下着が汚れても洗うことが難しいでしょう。その場合は、下着を汚さないために、ラップを敷いてガードしておくと良いそうです。ただ、通気性は悪くなりますのでご注意ください。
洗濯が可能なら繰り返し使える布ナプキンを
現在の「コロナパニック」のように、特定の品物が品薄になっている場合や、ライフラインは正常だけれども台風などで外出できない場合、災害時であっても自宅で洗濯ができる場合などは、布ナプキンを何枚か用意しておくと役立ちます。布ナプキンの良い点は、「繰り返し洗って使える」ところ。使い捨てナプキンに慣れてしまっていると、洗うのが手間かな、と思いますが、非常時にはそれが強みになります。また、即席ナプキンとは違って生理のために作られているものなので、安心して使えますよ。
シーピースでは、普段使いしていただける可愛い柄の布ナプキンをご用意しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
いざという時のために、備えておきたい生理用ナプキン。「しまった!ナプキンがない!」という時には、慌てずに思い出してみてくださいね。