【プロが教える!】下着を長く愛用するための正しい洗濯方法

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近年よく聞く「サスティナブル」という言葉。
「サスティナブル」とは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」 を意味します。
環境破壊や異常気象が世界中で問題になる中、 限りある資源を有効活用し、環境に配慮した生き方をしようという取り組みで使用されています。
身近なところでは、レジ袋の有料化や、ストローの素材がプラスチックから紙に変わったことなどがありますね。

その中で、「5R(ファイブアール)」という、ごみを減らすためのRで始まる5つの行動を指す言葉があります。
「5R」とは、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)・Refuse(リフューズ)・Repair(リペア)のことを指します。

ゴミを減らすためにできることのひとつとして、「衣類を長く着る」という選択があります。
長く着るためには、「洗濯表示」通りの洗濯をすることが1番です。
表示を確認せずに間違った取り扱いをしてしまうことで、衣類に大きなダメージを与えることになります。

衣類のお手入れ前には「洗濯表示」を確認しましょう

下着のお手入れをするとき、洗濯表示を確認していますか?
洗濯表示というのは、衣類の『取り扱い説明書』。
衣類に付いているタグなどに記載されている取扱い方法に関するマークのことで、 適切なお手入れをするための大切な情報が記されています。

ショーツは肌に密着する衣類なので、デリケートな素材が使われているものが多いです。
また同じ素材でも生地の種類や装飾、商品によって洗濯方法が異なります。

現在、洗濯表示には41種類のマークが使用されています。
洗濯方法が記載されている「洗濯タグ」には、洗濯表示マークの他に、小さな字で注意書きがされていることがあります。
衣類の取扱いに関する大切なことが書かれているので、必ずチェックしましょう。

下着に多く使われる”綿”、そのお手入れ方法とは

シーピースのインナーで使用している綿には「布帛(ふはく)」と「ニット」がありますが、お洗濯方法は基本的には変わりません。

「布帛」と「ニット」については過去の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

それでは、シーピースの商品で使用している洗濯表示の見方をご紹介します。

下着を長持ちさせる洗濯のポイント

下着は最も肌に密着し、多くの汗や皮脂などが付着するため、こまめな洗濯が大切になります。

洗濯機で洗濯可能なものが多いですが、やはり手洗いをすることで、ショーツはより長持ちします。
洗濯機を使用する場合は、必ずネットに入れ、手洗いコースなど水流の弱いコースを選び、乾燥機は使わないようにしましょう。
また、洗剤残りは黄ばみの原因となるため、すすぎはしっかりと行います。

では、シーピースの商品それぞれのお洗濯のポイントをみていきましょう。

【Flora】

フローラは前面に使用しているレース部分はやっぱりデリケートです。ダメージを防ぐため、優しく手洗いするか洗濯機で洗う場合は必ずネットに入れてください。

【Candy】【Candy Plus】

キャンディシリーズは、生地端、クロッチの補強がなく、一枚仕立てとなっているのでとっても繊細。
手洗いか必ずネットに入れて洗濯機で洗いましょう。

【Mocco】【Rineco】【Flower Rineco】【越中】

織物なので洗濯耐性は強いですが、細い紐がついているタイプは、他の衣類と絡まらない様、注意が必要です。
洗濯機を使用する場合は、水流による型崩れや、他の洗濯物と絡まって伸びるのを防ぐために、必ずネットに入れます。ネットは目の細かいものを選びましょう。

【Candymoon】【布ナプキン】

予洗いをする余裕のある時は、ぬま湯で汚れを押し出すように経血を落としておきましょう。このひと手間で、後の汚れ落ちが良くなり、シミになりにくくなります。

経血のついた布ナプキンは、お湯をはったバケツに汚れた面を下に向けてつけ置きします。
水よりもお湯のほうが洗剤の働きを良くしてくれるので、汚れ落ちに効果的です。
血液中に含まれるタンパク質は、熱によって固まる性質があります。
経血が固まってしまわないよう、お湯が40度以上にならないよう気を付けましょう。 着け置き時間は、汚れや使用する洗剤によって調整します。

つけ置き後、軽く手洗いするか、そのままネットに入れて洗濯機で洗います。
乾燥機は、型崩れや縮み、防水布の痛みの原因となりますので、使用は避けた方が良いでしょう。

【Lacy Soft Bra】

優しく手洗いか、ネットに入れて洗濯機で洗います。

ショーツのクロッチ部分、インナーの首まわりなど汚れのひどいところは、予洗い(洗濯前の手洗い)をしましょう。予洗いしておくと、汚れが良く落ち、生地の痛みも防げます。

正しい干し方で下着の美しさを保ちましょう

洗濯のあとに気を付けたいのが乾燥方法。

濡れたまま放置すると、色移りやシワ、臭いや菌の繁殖の原因となるので、洗濯後はなるべく速く干しましょう。

下着はとてもデリケートなので風通しの良い日陰で干すのがおすすめです。
直射日光を当てて乾燥させると、黄ばみや色あせなど、生地が傷むことがあります。
特にブラジャーは、カップやワイヤーの変形などの原因にもなります。

ショーツ

シワを伸ばして形を整え、 ウエストの両端を挟んで干します。
ショーツの内側にも風が通るようにすると速く乾きます。

【Candy】のようにウエストがレースのものは、レースが伸びてしまわない様、2枚重なった状態で挟みましょう。

また【Mocco】のようなダブルガーゼ仕様のものは、洗濯で接結部分がよれやすくなります。必ず形を整えて干してください。

【Candy】【Flora】で使用しているフライスコットンは、“撚糸”という糸の特性上「ねじれ(斜行)」が起きる場合があります。優しく洗い、干すときに形を整えて干すように注意してください。

ブラジャー

一般的なブラジャーは、アンダー部分を洗濯ばさみでとめて干しますが、シーピースの【Lacy Soft Bra】はアンダー部分にレースを使用しているため、ここをとめて干すと伸びてしまうことがあります。
カップの形を整え、ショルダー部分を洗濯ばさみでとめるか、ハンガーに掛けて干してください。

また、インナーパットは外して干しましょう。
天然繊維は生乾きで菌が繁殖しやすいため、重なり合う部分を減らし、それぞれをしっかりと乾かしてください。

布ナプキン

シーピースの布ナプキンには、 木綿の7倍の吸収力をもつ 『BELL OASIS®(ベルオアシス®)』 という吸収体が内蔵されています。
夜用サイズにはこれが2枚入っているため、一般の布ナプキンよりも乾燥に時間がかかります。
真ん中の吸収体部分を手で握ってみて、湿り気がないか確認しましょう。

また、布ナプキンは殺菌効果が期待できる天日干しをおすすめします。

レースやクロッチなど、部分的に別素材を使用しているブラジャー・ショーツは、それぞれの素材で乾き方が異なるので、全体をしっかりと乾かしましょう。

つけ置きにおすすめの洗剤はこちら

つけ置きにおすすめの洗剤【Rinenna(リネンナ)】
つけ置きして洗濯機でまわすだけで、汚れとニオイがごっそり落ちる洗濯用合成洗剤(弱アルカリ性)です。
体から出る落ちにくいタンパク質の汚れにフォーカスして落とします。
布ナプキンや汚れのつきやすいインナーにピッタリの洗剤です。

蛍光剤不使用でノンシリコン。お子さまにも安心してご使用いただけるアイテムです。
色落ちしにくいため、色柄物のお洗濯にもおすすめ。
また、繰り返し使用することで洗濯槽の洗浄・抗菌効果が見込めるので、カビ・汚れの予防が出来ます。

お気に入りのインナーを長く愛用するために

それぞれにあった洗濯方法をきちんと確認し、紹介したポイントに気を付けてお手入れをしてみてください。

お気に入りの下着を、長く快適に楽しみましょう。

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