
今回はシーピース公式アンバサダーKEIKOさんにご登場いただき、お話を伺いました。
KEIKOさんは、「女性が心地よく豊かに生きていく」をコンセプトに、暮らしや食からサロンを主宰されています。

女性の身体にとって必要な栄養や食事法について、またこれからの免疫が下がりやすい季節に備えた食事についてなど、とても濃い内容となっています。
毎日の暮らしに取り入れてみましょう。
Q.“食”を整えることによって得られる「女性の身体」へのメリットは何だと考えられますか?
A.「綺麗になれる」
食を整えることで、自然や季節の巡りに順応できる体になり、風邪をひきにくくなります。
また旬の食材を食べることで高い栄養が得られ、アンチエイジングにもつながります。
Q.月に一度の生理期間は毒素を排出するタイミングでもありますが、この時期に食事面で気を付けたいことはありますか?
A.「温かいものを」

まず、排卵後~生理前にかけて体内で黄体ホルモンである“プロゲステロン”が活発に分泌されます。このホルモンの影響で、身体は血液や水分、脂肪を蓄えようとするため体内の代謝が悪くなり、むくみや便秘を引き起こすことがあります。
そしてプロゲステロンが減少すると生理が始まり、生理の後半~排卵期にかけて“エストロゲン”というホルモンの分泌が増えていきます。このエストロゲンの影響で、体内に溜まった老廃物の排出が期待できます。
そこで、このデトックス力をより力強く後押ししてくれるのが「食事」ですね。
生理中にデトックス食材を摂っておくことが、デトックス効果を高めるポイントとなります。
デトックスのための食事のキーワードは
1.食物繊維
2.カリウム
3.発酵食品
食べ方としては「食べ過ぎない」こともデトックス力を高めるには大切ですね。
1の食物繊維は、水溶性、不溶性がありますが、どちらもOK。
水溶性だとオクラ、山芋、海藻類、アボガド、納豆、水溶性はあずき、おから、エリンギ、えのき、切り干し大根、アーモンド、ごぼうなどもお勧めです。甘いものが食べたくなったら、小豆系の和菓子もいいですね。
2のカリウムは体内の余分な水分を排出してくれます。むくみにも効果的。
イモ類、きゅうり、バナナ、メロンなどですね。ただしきゅうりは冷えやすいので夏場だけでO K。
3の発酵食品は、整腸作用を高め、デトックス力をより高めてくれます。
味噌、納豆、酢、など本物を取り入れましょう。
これらを網羅するには、ご飯に野菜の味噌汁、納豆などの昔ながらの和食がお勧めです♪
Q.生理中の不調の改善や女性ホルモンのバランスを整えることに繋がる食事法はありますか。
A.「ビタミンやミネラルを」

ひとつの食材をとることで、ホルモンバランスが整うというよりも、まずはリラックスして過ごすことが大切です。 女性ホルモンの乱れにはストレスも大敵ですから、食べたいものを強く我慢しないことも大切です。
その上で、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンを多く含む大豆製品、鉄分豊富な赤身の魚を積極的に摂りましょう。
体を冷やさないことも鉄則!なので、生姜を効かせた味噌汁などもいいですね。生理期間だけでなく、普段の食事がとても大切です。
Q.これから迎える季節の変わり目に起こりがちな不調に取りたい栄養、食べ方について教えてください。
特に自律神経の乱れから起こる体調不良や朝晩の冷え込みなどで体調を崩す方、またインフルエンザなどのウイルス感染が多くなるかと思います。免疫を高める為に、必要な栄養素、比較的に取り入れやすい食材や料理方法はありますでしょうか?
A.「和食を」

まずは一汁一菜をベースにした、油と砂糖を控えた和食がおすすめです。
またこれから秋を迎え、空気はどんどん乾燥していきます。そんな乾燥におすすめなのが、潤いをもたらす食材たち。
東洋医学では「白い食材」が肺に潤いをもたらします。
そこでおすすめなのは「梨」!
美味しくてとにかく手軽で毎日取り入れやすいですね。
冷たくして食べたいところですが、冷えやすくなるので、常温や、白木耳とシロップ煮にしたりするのもおすすめです。
コロナやインフルなども心配になってきますが、まずはビタミンA C E!は必須ですね。これはカラフルなお野菜に多いです。赤、黄色、緑、と覚えましょう。
そして、できれば旬のものを選びましょう。
秋〜冬にかけては、小松菜やほうれん草などの葉物野菜、さつまいも、かぼちゃなどがいいですね。
体を冷やさないよう、 味噌汁や 蒸し料理、グリルにして美味しくいただきましょう。
最後に、KEIKOさんからのメッセージ
健康や女性ホルモンを整えるには、食事も大切ですが、そのほかにストレス軽減や睡眠もとても大切になってきます。リラックスする方法を見つけ、できるだけそういう時間を大切にしましょうね。
女性の美と健康のためにとても大切な「食事」のポイントを教えてくださいました! 身体を整える暮らしに、丁寧に向き合っていきたいですね。