毎日身に着ける下着による不快感は、意外にも多くの女性が感じているもの。その中でも特に多い悩みの1つが、「ショーツで足の付け根が痛くなってしまう」ということ。小さな悩みにも思えますが、本当にそうなのでしょうか？ショーツの締め付けを解消すると、実は女性の身体にはいいことばかり。痛みを無視せずに、その裏に潜む様々な心身トラブルを知って、普段当たり前に身につけているショーツを見直してみませんか？
ショーツで足の付け根が痛くなるのはサイズのせいだけじゃない？
ショーツで足の付け根が痛いと感じる時、まず多くの人はサイズが合っていないと考えるかもしれません。ですが、実はサイズを変えるだけでは解決できないことでもあります。
ほとんどのショーツは足ぐりにゴムが使われていますが、痛みの大きな原因はこのゴムの締め付けにあります。例えサイズが合っていたとしても、睡眠不足の日や長時間座ったままの日、生理中などは特に下半身がむくみやすくなっているため、ショーツのゴムの締め付けが強くなります。
また、ゴムや糸による擦れも痛みの原因の1つ。日本人女性の1日の平均歩数は約6,000歩。その回数分、足の付け根部分が擦れていることを考えると、無意識でも日々大きな負担がかかっていることがわかります。
多くの女性が身につけているスタンダードなショーツの構造こそが、実は痛みや不快感の元となっているのです。
ショーツの締め付けが引き起こすトラブル
ショーツの締め付けが引き起こすのは、表面的な痛みだけではありません。
元々デリケートにできている女性の身体と心。ショーツのゴムによる締め付けは、女性が陥りやすい様々なトラブルとも深く関係しています。
デリケートラインの黒ずみ
ショーツのゴムで足の付け根を締め付けていると、デリケートラインの黒ずみを起こしやすくなります。これは、肌に刺激が与えられる時、身体は肌を守ろうとしてメラニン色素を分泌するためです。
通常メラニンは、刺激がなくなると肌のターンオーバーによって薄くなっていきますが、デリケートラインは常にショーツで締め付けられているため色素沈着しやすくなっています。
肌のターンオーバーは約4週間の周期で起こりますが、年齢を重ねるごとに長くなりリカバリーが難しくなるのもポイントです。
下半身の慢性的な冷え
足の付け根は「鼠径（そけい）部」と呼ばれ、ここに大切な血管や神経が集中しています。足の付け根をショーツで締め付けていると、本来必要な血液やリンパの流れを止めてしまい、その結果下半身の冷えを起こしてしまいます。
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、元々冷えやすい身体です。いくら外側から温めても、内側の巡りを整えない限り、冷えは慢性的に続いてしまいます。
お尻に段差ができる
年々気になってくるヒップラインですが、ゴムの締め付けが強いショーツを履き続けていると、いつの間にかお尻に段差ができてしまうことも。
特にショーツには小さいサイズを好む方が多いため、食い込みが強くなります。ショーツで足の付け根が痛いと感じたら、ヒップラインにも影響が出ていると考えた方がいいかもしれません。
心に余裕がなくなる
最も気づきにくい部分ではありますが、ショーツでデリケートラインを締め付けていると心にも余裕がなくなってきます。
緊張時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」。この2つのバランスを保つことが身体にとって大事ですが、痛みや刺激が与えられると交感神経が優位になり、その結果ストレスが溜まってしまいます。
心にゆとりがないと感じているなら、ショーツの不快感が原因になっている可能性も。
睡眠の質が下がる
締め付けの強いショーツを履いて寝ると、眠りの質を低下させてしまうため、「睡眠時間は長いのにすっきりしない」「昨日のむくみが取れていない」なんてことも。
1日の疲れを癒す睡眠時は、本来最もリラックスした状態でいなければならないもの。ショーツで足の付け根が痛いと感じているなら、就寝時は昼間以上に注意が必要です。
1枚仕立ての締め付けないショーツ『Candy キャンディ』
ショーツによる痛みに悩んでいるなら、「ゴムフリーのものを身につける」という選択をしてみませんか？
ウエストレース以外の本体部分を“1枚布”で仕立てたSheepeaceの『Candy キャンディ 』は、足ぐり・ウエストにゴムを使用していないため、鼠径部に一切締め付けがありません。
Sheepeaceの全てのアイテムは”解放感度”にこだわって作られていて、この他にも、女性のホルモン周期に合わせた様々なショーツを揃えています。
ショーツを変えるという些細な変化だけで、女性特有の様々な悩みを軽減できるかもしれません。まずは痛みを我慢せずに、締め付けていたところをゆるめてあげませんか？