生理中は血行不良や生理痛などの影響で、ただでさえも憂鬱な時期。その上デリケートゾーンのかぶれにも悩まされているという方は多いのではないでしょうか?
生理のときにかぶれてしまうなどの肌トラブルは、大きく分けて「蒸れ」と「乾燥」が原因と言われていて、何気なく選んでいるナプキンやショーツ、そして普段の習慣によって引き起こされていることが少なくありません。
ケアを見直すことで生理中のかぶれを回避することができますから、ご自身に合う対策を知り、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか?
かぶれの原因とは?
生理のときのかぶれの原因の一つは、ショーツ内の蒸れ。ナプキンに残った経血や汗などにより、ショーツ内の湿度が高まることで肌が刺激され、結果としてかぶれなどの肌トラブルを引き起こします。
また、ナプキンとの摩擦による乾燥や、肌のバリア機能の低下がデリケートゾーンにも影響して乾燥が起こったり、それによってダメージをうけることもあります。
デリケートゾーンの角質層はとても薄く、まぶたと同じくらいと言われていますので、とても刺激に弱いのが特徴。一度、角質層が傷つくと恒常的に肌トラブルが続く場合があるので、正しい対策を知り、早めにケアしていきましょう。
生理中のデリケートゾーンかぶれ対策
デリケートゾーンのかぶれ対策を5つにまとめました。出来るところから取り組み、生理中も快適に過ごせるようにケアしていきましょう。
1.ナプキンをこまめに替える
生理中に欠かせないナプキンですが、選び方や使い方によっては、肌トラブルを起こす大きな一因とも言われています。ナプキンかぶれを引き起こさないためにも、まずはこまめに取り換えることが大切です。特に湿気の多い梅雨時期、これからの夏場はただでさえもショーツ内が蒸れやすいので注意しましょう。
2.肌の清潔を保つ
生理中は肌が敏感になっている時期ですので、肌を清潔に保つことが、かぶれ回避のためにとても重要です。
温水洗浄便座のビデ機能を活用し、トイレットペーパーでやさしく抑えるようにして清潔を保ちましょう。もし、トイレットペーパーの刺激が気になる場合には、専用のウェットシートで拭き取ることも効果的です。携帯できるサイズのものが多数市販されていますので、バッグに忍ばせておくと外出時は安心かも知れません。
また、入浴時は清潔を意識するがあまり、洗浄しすぎるのは逆効果。摩擦によりデリケートゾーンが刺激を受けて、かぶれを悪化させる危険がありますので、専用ソープを使用してやさしく洗浄するようにしましょう。
3.生活習慣の見直し
不規則な生活や過度のストレスなどが原因で起こる肌のバリア機能の低下は、デリケートゾーンの乾燥を引き起こし、かぶれにつながってしまうケースがあります。また、肌のバリア機能が低下すると、生理中のデリケートゾーンのかぶれだけでなく、他の肌トラブルの原因にもなりますので、十分な睡眠を心がけ、食事の栄養バランスに注意するなど、規則正しい生活を送るようこころがけましょう。
4.薬用クリームでケア
デリケート部分のかぶれは、なかなか人に相談しづらいですから、市販の薬でケアしてみるのもおすすめです。フェミニーナ製品などは、ドラッグストアやネットで気軽に手に入れられますし、ご自身に合うチョイスができるようにラインナップされているので、一度検討してみるのもいいかも知れません。くれぐれも症状が改善されない場合には、皮膚科や婦人科などの専門医を早めに受診するようにしましょう。
5.かぶれにくい生理用品をチョイス
前述の通り、ショーツ内の湿気が蒸れを引き起こし、かぶれにつながりますので、通気性のよいサニタリーショーツを選ぶことがとても大切になります。天然のコットン素材を使用したタイプは、肌触りも柔らかいため、ストレスなく蒸れを回避することができるため安心です。
また、ナプキンとの摩擦により肌が乾燥することもかぶれの一因となりますので、肌にやさしい天然素材の布ナプキンを使用してみるのも良いでしょう。布ナプキンはスナップボタンで簡単に着用できるタイプが多いので初心者にも安心。ただ、洗濯して繰り返し使えるメリットもある一方で、忙しい時は手間に感じてしまうこともあるかも知れません。使い捨てナプキンの中には、天然のコットン素材を使用したタイプも多数市販されていますので、状況に合わせて使い分けしてみましょう。
最近では、月経カップや吸水ショーツといったナプキン以外の生理用品を選ぶ方も増えています。それぞれメリット・デメリットがありますが、ナプキン取り換えの不便さもなく、かぶれを回避することができますので取り入れてみるのもいいですね。